大変ありがたいことに、当社ではお取引先様が順調に増えてきております。

新たなお引き合いをいただいた際や新規でお取引を始める場合、自社のシステムに取引先企業様の情報を登録する必要があるのですが、その処理を簡素化するため「Power Appsで法人情報を検索して取得するやつ (Dynamics 365でも使えるよ)」を開発/リリースしましたので簡単にご紹介したいと思います。

アーキテクチャ

アーキテクチャは以下の通りです。

Power Appsモデル駆動アプリ内のカスタムページからPower Automate経由で国税庁の法人番号APIに接続して企業名の一覧を取得し、その結果をDataverseに反映させる、という感じ。

使い方

取引先企業の画面を開き、法人情報検索ボタンを押す

国税庁の法人番号APIから企業名で検索をかける

社名や法人番号、住所とかが自動セットされる。また、法人番号が重複している場合にアラートを出す。

まとめ

今回はPower Appsのカスタムページ(モデル駆動アプリにキャンバスアプリを埋め込むみたいな機能)を利用して実装しました。なので、同じ機能をDynamics 365 (CRM)にもそのまま転用できます。

久しぶりにカスタムページを触ったのですが、以前よりもかなりこなれてきているという印象です。以前は使えるコントロールの種類が少なかったりとか、キャンバスアプリだと動くのにカスタムページだと動かないみたいな謎仕様もあったように記憶しているのですが、いまは特にそんなことはなさそうでした。

また、モデル駆動アプリと似たようなUI(というかトンマナ)に仕上げることが簡単にできるようになっていました。これまではモデル駆動アプリからカスタムページを呼び出すと”後から開発してくっつけた感”がすごかったのですが(私のデザインセンスの問題なのですが・・)、いまは本当に違和感なく使える感じにできることがわかりました。

ということで、国税庁APIの有用さを改めて感じたとともに、カスタムページの機能も今後もっと積極的に使っていこうかなと思った2024年夏の日の午後でした。

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