私は業務系のパッケージ製品に搭載された謎機能を追求するのが割と好きなのですが、今回はマイクロソフトの中小企業向けクラウドERPであるDynamics 365 Business Centralにおける究極の謎機能、イメージアナライザーについて解説してみたいと思います。

何ができるか

Business CentralのImage Analyzerには2つの機能があります。

1つは商品を自動でカテゴリ分けする機能で、品目マスタに写真を紐づけると商品のカテゴリが自動で判別されるというものです。自社の商品をそんなに適当にカテゴリ分けする会社があるのでしょうか。使い道が謎です。

もう1つは取引先の人の顔写真から年齢と性別を自動判断する機能です。こちらはさらに謎度が高く、およそERPに必要な機能とは思えないところが謎機能好きな私にとっては高評価です。小売業とかだと実は有効な使い道があったりするのでしょうか。

設定方法

2023年現在、Image Analyzerは一部のBCローカルバージョン(UK、カナダ、USのみ)でしか利用できないようになっています。

まずはImage Analysis Setupページを開き、Enableにチェックを入れます。

 

ウィザードが立ち上がるので、適当に進めていけばOKです。

謎機能その①:品目の画像を解析

設定が終わったら、品目マスタを適当に登録して画像をアップロードしてみましょう。

今回はふるさと納税でGetした能登牛と私の娘との謎の記念写真(解像度低め)をアップしてみます。

以下のようにAIが写真の情報を読み取って品目の属性をピックアップしてくれました。これを組み合わせて品目マスタの名称(Item Description)を登録することができます。

この機能を使えば、なんと商品名を手で入力しなくてもよいのです。画期的ですね🙄

謎機能その②:取引先の人の年齢と性別を判定

つぎに、適当な連絡先マスタ(Contact)を登録して、顔写真をアップロードしてみます。

私は30歳男性と判定されました。実際には40歳なので、かなり若く判断されています。アジア人は割と若めに判定される傾向があるようです。AIの学習データが偏っているのでしょうか。

生まれたところや皮膚や目の色で相手を判断するこの機能、多様性を認める方向性と真逆に突き進む感じがナイスですね😇

 

 

まとめ

・・ということで、BCにおける究極の謎機能Image Analyzerについて解説してきました。

この機能が初めて実装されたころ(Dynamics NAV 2018というバージョンでした)、当時一介のサラリーマンだった私は残業時間中に自分や同僚の顔写真をアップロードしては遊んでいたものです。お客様との商談中に無駄にこの機能をデモして会議室が乾いた笑いに包まれたこともあります。

そんな思い出の謎機能、みなさまもぜひ試してみてくださいね。(検証環境で)

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